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姓名:曹操(そうそう)
字 :孟徳(もうとく)
生死年:155~220
所属:霊帝→袁紹→君主(魏)
紹介文:曹操孟徳(そうそう・もうとく)三国志演義では劉備(りゅうび)の宿敵。
残忍でクールな悪党だが、史実では、チビで落ち着きがなく、笑い上戸、
そして、ドスケベで人材マニアな、なぞなぞ大好きおじさんである。
大宦官、曹騰(そうとう)の養子、曹嵩(そうすう)の子として産まれ
金持ちのドラ息子として育つが、手のつけられない不良であり
幼馴染の袁紹(えんしょう)と花嫁を盗むという刑法的にアウトな事をしている。
黄巾の乱が起きると、騎都尉として出撃、手柄を立て、
霊帝の近衛兵、西園八校尉に名を連ねる。
董卓(とうたく)が洛陽を占拠して、献帝を立てると、スカウトを断り故郷に帰る。
西暦190年、袁紹を盟主に反董卓連合軍が結成されると、親友から金を借り
五千名の兵で参加、しかし、最小の兵力の癖に上から目線で指示するので
「なにこいつ?」と諸侯に煙たがられ、最期まで空回りする。
董卓が洛陽を焼き払い、長安に引っこむとモチベが下がった連合軍は瓦解。
曹操は袁紹の配下として東郡の大守になる、その頃、兗州牧が戦死。
空白になった兗州に曹操が入り、百万人の青州黄巾賊と和睦。
自軍に組み込んで大きく成長する。
やがて、袁術(えんじゅつ)が攻め込んでくるが、これを撃退、
途中、父の曹嵩が、徐州牧の陶謙(とうけん)の配下に殺される。
激怒した曹操は徐州に大軍で押し入り、大虐殺を引き起こした。
その頃、兗州では親友の張邈(ちょうばく)が陳宮(ちんきゅう)、
呂布(りょふ)と結託して兗州を乗っ取った。
曹操側は荀彧(じゅんいく)、程昱(ていいく)が守る
少しの拠点しかなかったが、数年かけて全て奪還する。
その頃、長安から逃れてきた献帝(けんてい)を迎えた。
呂布に敗れて逃げてきた劉備(りゅうび)が曹操を頼ると、
厚遇して器のデカさを見せようとするが、劉備は曹操暗殺に加担し逃亡。
以来、曹操は劉備を執拗に追い回す。
官渡の戦いで、かつての上司袁紹を撃破、華北の大半を領有する。
次に荊州の劉琮(りゅうそう)を降伏させ、涼州の軍閥を支配下に置き
天下統一に王手をかけるが、赤壁で孫権(そんけん)と劉備の連合軍に大敗する。
以後は自分の代での統一を諦め、国内の整備に尽力、唯才令で
身分や品行を問わず優秀な人材を招き魏の土台を築いていく。
劉備が益州を支配すると、漢中を巡り激闘するも敗北、翌年死去した。
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